こんにちは、派遣社員の小野です。
みなさんは、『顔合わせ』という言葉を聞いたことはありますか?
正社員として働いている方にとっては、馴染みのない言葉かと思います。
この『顔合わせ』とは派遣社員にとっての『面接』と思われがちですが、
実は、派遣先の企業への『プレゼンテーション』の場なのです。
そもそも『顔合わせ』とは??
『顔合わせ』とは、その名の通り、派遣社員と派遣先の担当者(人事や所属先の上司等)と、
「初めまして」とご挨拶することです。
しかしこの時点では、派遣社員は自分が登録している派遣元の中で
1番目に推薦されている人、という位置づけでして、決して採用が決まっているわけではないのです。
ですから、『顔合わせ』の際には、派遣社員の職務経歴やスキルについて、派遣先の担当者に説明します。
また、その派遣元での推薦には、他の派遣元から推薦されている方もいるので、
言わば『顔合わせ』とは派遣元同士による派遣社員の『プレゼンテーション』の場となるのです。
私は、新卒としての面接や、転職活動においての面接も受けてきたので、
派遣社員の顔合わせ=面接と思われがちですが、実際はかなり違うなと感じました。
『顔合わせ』と『面接』の違い
私が1番違うなぁと感じたのは、企業側の担当者の雰囲気でした。
新卒においての面接では、「大学生がどう答えるか?」というのを試されていた感があり、面接官が積極的だと感じました。
また、転職活動においての面接では、その人が今の職場でなく、この職場を選ぶ理由、そしてキャリアプランについて詳しく聞かれました。
私の場合、前職での就業期間が短かったため、「退職に至ったのは、何か後ろめたワケがあるのかな??」と探りを入れられることが多かったです。
退職理由として、今の職場では叶わないという理由を説明をしても「それは…」と否定されることも多くありました。
しかし、『顔合わせ』では、短期離職の理由をもちろん聞かれましたが、明確な理由を話すと「なるほどね」と深く追求されませんでした。
派遣先の企業側も「今」必要な人材を探しているため、派遣社員のキャリアプランについてはあまり興味がないようです。
しかし、これは過去にも興味がないということにもなるので、私としては大変助かりました。
また、先ほどお話しした通りに、『顔合わせ』が派遣元にとってのプレゼンテーションということもあり、
派遣元の担当者は、なんとかして自社の派遣社員を採用してもらえるように、フォローをたくさんしてくれます。
これも派遣元の担当者によってかなり異なるそうで、嘘のように話を盛る方もいるそうです。
だからこそ、スキルについて担当者に確認された時は、正直にできることとできないことをお話しすることをお勧めします。
そうでないと、「これできるって聞いていたんだけど」と言われ、実際に働くことになった時に困ってしまいます。
『顔合わせ』で聞かれたこと!!
私が実際に今の職場に派遣される際に聞かれたことは、以下の通りです。
簡単に自己紹介をお願いします。
面接と同じように、まずは名前・職務経歴・志望理由を1分30秒程度でお話しします。
この質問については、事前に派遣元の担当者と打ち合わせを行うので、不安になることはありませんでした。
「何を言えばいいかわからない」となってしまった場合も、担当者が「こう言えばいいですよ」と教えてくれます。
正社員をかなり早くにお辞めになったようすが、なぜですか?
短期離職から派遣社員に登録された方は、必ずこの質問を聞かれるかと思います。
私は、「この派遣元でしか培うことができないスキル」について強くお話ししました。
前職が総務で中小企業、派遣先が経理で大企業ということもあり、簡単に納得していただけました。
かなりの数字を扱うことになりますが、抵抗はありませんか?
「経理」への転職であったため、この質問もありました。
この質問に関しては、「前職でExcelを用いて日々数字を扱っていたので、問題ありません」とお答えしました。
最後に何か質問はありますか?
この質問は、事前に派遣元の担当者が「必ず聞かれますよ」と教えてくださっていたので、
「1日の流れを教えてください」
「職場はどのような雰囲気でしょうか」
と言った質問をすれば問題ありませんでした。
以上のように、『顔合わせ』ではさくっと派遣社員のスキルや経歴を確認すると言ったようなものです。
時間も1時間内に終わります。
まとめ
派遣社員においての『顔合わせ』をまとめると、このようになります。
- 『顔合わせ』は企業への『プレゼンテーション』の場。
- 困った時は派遣元の担当者がフォローしてくれる。
- 自分のスキルは盛ってはいけない。
当日の服装については、派遣先の企業の社風にもよりますが、綺麗目のオフィスカジュアルかスーツで問題ありませんでした。
また、現在では新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためにも、リモートで顔合わせを行う企業も増えています。
しかし、リモートでは職場の雰囲気があまり掴めないので、可能な限り実際に就業場所に赴くことをお勧めします。
職場見学も初めて見る職場に赴けるので、かなり楽しいです笑
困ったことがあったら、すぐに担当者に聞く!
これに限ります。
コメント